どうも、のさか(@breakconnect)です。
昨日、11/03(木)にNPO法人ETIC.が主催する『戦略的休学のススメ』というイベントに、パネルディスカッションの登壇者として参加しました。
イベントの模様は、恐らく後日ETIC.から配信されると思うので、ここでは割愛。今回は、パネルディスカッションで自分がお話した内容をまとめておきます。
昨日、用事があって参加できなかった方や、参加したけどあんまり何言ってるかわからなかった方(笑)は、分かりやすく書いたので、ぜひ参考にしてくださいー! 一応、事前アンケートでいただいた質問にも答えさせていただいておりますー!
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休学の意思決定するまで、具体的にどのようなスケジュールを立てたか?
元々、大学2年の後半頃から休学は視野に入れていました。
12月頃に翌年度のゼミ選択をしなきゃいけなかったんですが、僕そのこと全然知らなくて……。ゼミ選択用紙の提出期限の3日前くらいに、友達に「たくみ、ゼミどうした?」って聞かれて、「へ?」って。
だから、その3日間で休学するかどうするか考えて、「このまま普通に大学生やってても、無意味に時間だけが過ぎそうだな」と思ったので、休学することを決めました。
ぶっちゃけて言うと、スケジュールを立てたというよりかは、選択に迫られたので決めたって感じです笑
それから、1ヶ月ほど自己分析をして、「あぁ自分やっぱり起業したいな、自分救われたのはメディアだったな」と思ってメディアや起業の勉強ができるインターンをすることに決めました。
で、僕は2年前(10月)に、この『戦略的休学のススメ』に参加してたんですけど、そのこと思い出して、ETIC.に連絡してみたら、当時のインターン先を紹介していただいたという運びです。
希望のインターン先が決まって、1週間後に面接受けることが決定したので、その間に家探しやら課題を急いでやりましたね笑
親や学校とのやりとり
うちは亭主関白なので、父親さえ説得できればって感じでした。
父親はちゃんと筋の通った理由を話せば、納得してくれる人だったので休学するにあたっては、資金面の工面さえ自分ですれば、問題なしでした。
母親は結構保守的な人だったんですけど、大学1年生の頃から、僕が10万円するプログラムに入ったり、ヒッチハイク行ったり、インターンしたり、物販やったりと色々しているうちに、「こいつはこういう奴なんだな」と、僕に対する理解が得られるようになってきました。なので、休学すると言ったときも、「お父さんの許可があったらええよ」とあっさり。
学校に関しては、学年主任の教授にその話をして、書類手続きと12万円払ったらOKでした。
ほかの大学だと、休学するのにお金かからなかったり、インターンが理由じゃ休学できなかったりするみたいですので、参考までに。
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住む場所はどうしたのか?
電車に乗るのはまず無いなと思ったので、会社から自転車で10分くらいのシェアハウスに住みました。家賃・共益費込みで4万円でした。
地方から来る方なら、シェアハウスはおすすめですよ。いろんな人とお話できるので、孤独感がうんと減ります。
1人で東京とかって、精神的負担がかなり大きいので、コミュニティを1つでも多く持っておいた方が良いでしょうね。
なぜそのインターン先を決めたのか?
今ネット上に、ブロガーだったり、セミナー講師だったりってたくさんいますよね? でも彼らって、すんごく怪しくないですか?笑
「このプログラムに入れば、人生120%変わります!!」みたいな、怪しい感じのセールスレターで売り込んでたりとかして……
実際、僕はあるブロガーさんの発信を見て、その方のプログラムに入って救われた経験があるんですけど、彼らの中には本当に良い活動をしている人もいれば、やっぱり詐欺みたいな人もいるんですよね。それって凄く嫌だなぁと。
だったら、僕がそういうのをちゃんと振り分けて、怪しくなさそうに紹介してあげたら、もっと多くの人に彼らの良さを知ってもらえるんじゃないかと、もっと多くの人を救えるんじゃないかと。
そう思ったので、大きなメディアを作れる(起業ができる)スキルが必要だと考えました。
で、細かくそれを分けていくと以下のようなことができる会社が良いかなぁと。
- BtoBもBtoCも両方やっている
- 社長との距離が近い(少数精鋭)
- メディアの運営・勉強ができる
- 権限が大きい
これがちょうど全部当てはまっているのが、「そとあそび」だったので、決めたって感じですね。
休学前にやっておいたほうがよかったと後悔したこと
資金稼ぎ。僕は貯金が全く無い状態でインターンしていたので、半年くらいは困窮してて、食料は職場で全て恵んでもらっていました。
勉強目的でインターンして、お金を使う予定はほとんど無くても、興味のあるイベントとか行ったり、やっぱり遊びたくなったりするので、わりとお金かかりますよ(地方の人は特に)。
特に印象に残っていること
webメディア界隈ではかなり有名な方なのですが、フリーライター・編集者のモリジュンヤさんと元Wantedlyの平野太一さんと一緒にメディアについて語る登壇イベントをさせていただいたことです。
今考えると、イチローとその辺の高校球児くらいのレベル差のある登壇でした……。
それまで、「結構自分イケてるんじゃないか? メディアってチョロくないか?」と思ってたんですけど、第一線で活躍しているメディア人を見て、自分のしょぼさに打ちひしがれました笑 本当にアホだったなぁと笑
でもそのイベントがきっかけで、自分の中のメディアに対する考え方とか、目標とするものが形作られるようになってきました。
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あなたにとって休学とは
自分のやりたいこと、成し遂げたいことをするための「手段」だなと。
その点で言うと、休学してインターンするのが良いとかじゃなくて、留学行くのもいいし、ボランティア行くのもいいし、ただひたすら立ち止まって考えるというのもいいと思いますし、そもそも休学する必要がなければ、それで良いんじゃないかと。
よくある勘違いなんですけど、「休学(インターン)している人は凄い!」とか、なんとなくそれに引け目(憧れ)を感じちゃうとか。
これは全くそんなこと無くて、同じ大学生だから! 単にいち手段として休学を選んでるだけだから! なんにも、凄いとか偉いとかじゃないんですよね。
むしろ、たかだかインターンしただけで「俺はインターン経験したぜ、凄いだろ」って調子乗ってる人は相当やばいなと思います。こういう人って、インターンして何を学んだんだろ?
今後の夢や野望
漠然とした言葉になりますが、「個の夢が否定されずに、それそれの人が自分らしく活きられる世界」を作ることです。
そのための手段として、今はメディアや教育が一番良いなぁと思っているので、メディアや教育の勉強をしています。
で、教育的な知識や発想を用いつつ、もっと色んな生き方や考え方があるんだよってことを伝えられるような、大きなメディアを作ろうって考えています。
【参加者からの質問】休学インターンと通学インターンの違いについて
休学インターンは通学インターンに比べて、たっぷり時間が取れるので、自己内省はかなりできるかなぁと。
普段大学に通っていたらなんとなくなぁなぁで過ごして、時間が過ぎてしまうと思うんですけど、一旦そういうレールを外れてみると、大学生の自分以外の「自分」が見れるので、色々感じること考えることあります。
なので、自分がそもそも何がしたいんだ、どういう人間なんだって立ち止まって、がっつり考えてみたい人は、休学の方がおすすめですかね。
(僕の場合は、東京にしかインターンできるところがなかったので、強制的に休学になりました。)
以下、事前アンケートで、いただいた質問。
休学してよかった点
自己内省が捗ったこと、気の合う友達が増えたこと、業界のある程度深いところを知れたこと、自分にある程度の泊がついたこと(元オウンドメディアの編集長)。
「泊が付く」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、関西だとメディア経験者ってほとんどいなかったりするので、「メディアの編集長やってました!」というだけで、色んな所から声がかかったりします。
実際今働いているところも、それで声がかかりました。
「成果をあげる秘訣」と「想いを実現するアクションの仕掛け方」
質問が意識高いですね笑
「想いを実現するアクション」って何だろ?笑 僕はまだまだ想いを実現させようとしている途中で、手探りなのでこっちはパスでお願いします笑 ごめんなさい笑
僕自身、まともな成果を上げられたとは思っていないのですが、これをしてよかったなと思うことは「目標達成するために3倍良い計画を設定すること」と、「論理的に、かつ感情的に物事を伝えること」ですかね。
1つめは、言い換えれば、自分の計画の精度がどのくらいか正確に理解するってことです。
例えば、100の成果物を作ることを目標として計画を練っていくとします。でも、大半の人は100の成果物を目指しても、70くらいになってしまうんですよね。
これは、100を目指しても、70の成果しか上げられない程度の精度ということなんです。精度性(率)でいうと、70%ですね。
じゃあ、どうすれば100を作れるのかというと、100=0.7×X、X≒143で、理論上は143以上の成果物を作ることを目指さないといけない。
そしたら、自分は143以上の成果物を作る計画を練らないと、目標達成できないんだなとわかりますよね。
ただ、実際はどんなことが起こるかわからないわけで、もしかしたら、自分の体調が悪くなって仕事できないかもしれない、もしかしたら、任せていた仕事がぜんぜんできてなかったりするかもしれない、なんて不確定要素が多いんです。
この不確定要素と自分の精度性を考慮したら、僕の場合、確実に100の成果物を作るためには、300くらいの成果物を作るのがちょうど良かったって言うことです。
もっとも、計画の精度が高い人は100を目指して100を作れるかもしれませんが。
参照:目標達成するために、自分が思っている3倍悪い状態を計画する
2つめは、矛盾しているふうに思うかもしれませんが、仕事をしていると、このバランスが悪い人がほんとに多くてびっくりしますよ。
僕は感覚人間で、論理的思考能力がまったくなかった人なんですが、仕事上、何か物事を正確に伝えるためには、ちゃんと論理的に分かりやすく話さないといけないので、最低限身につけたってかんじです。
で、ある程度論理的に伝える技術を身に着けた後に見えてきたのが、論理・合理ばかりで、元々の会社の理念とか情熱みたいなのがすっぽり抜け落ちている人が多いという事実でした。
これは、優秀な人ほど陥りがちなことで、こういう人たちって、人間的な正しさとか熱意とかが弱くて、「説得」はできても、「納得」してもらうことはできないんですよね。
「言っていることは正しいんだけど、なんか響かない」ってかんじ。僕の場合、色々事情があって、響かせないといけない立場だったので、このスキルというか姿勢はインターン中にかなり身につけましたね。
参照:「コミュニケーションコストを減らす」は大体勘違いされてる
休学許可が必ずおりる休学理由
語学留学とかじゃないですかね?
僕の友人は来年休学するために、短期の語学留学に行くって言ってました。
インターンが休学理由としてOKなのかがわからない状態だったら、下手にインターンを理由にしない方がいいと思います。
今は休学に対する考え方が少しずつ変わってきているので、SNSとか使って世間を味方につけて、大々的に談判したら、もしかしたらいけるかもしれませんね笑
参照:高すぎる休学費用に日本女子大の卒業生が一石を投じた! 大学側は「重要な課題として検討したい」と前向きな返答
休学の費用くらい0にしてほしいですよね。
休学というハンデをどのように生かしたのか
生涯年収が1年分減る可能性もありますが、休学がハンデという概念自体が無いです。
むしろ、大学生の間ならアドバンテージの方が大きいのかなと。
同期が先に就活しているから就活の情報聞きやすいし、企業は休学してやっていたことを評価しがちだし、自己内省が捗って自分の向き不向き、興味関心が分かるし。
どのように生かしたのかという問いに関しては、インターンを通して、自己内省や業界分析、スキルやネットワークの獲得とかですかね……。答えになってますか、これ?
休学して一番変わったこと
色々ありますが、一番は自分の価値観ですかね。
これまでは憧れを追うのが正しいと思っていましたが、もうめんどくさいなぁと。
変に憧れて、自分の興味のないことをやるのは止めて、自分の興味関心が赴くままにやればいいやって思うようになりましたね。
これは、インターンを通してこれまで理想としていたものの内実を知って、「あ、別に俺これしたくねぇわ」という風に思えたことが多かったからです。
参照:インターンはしている時よりも、終わってからの方が圧倒的に大事
最後に
こんな感じですかね!
他にも色々書けそうですが、この記事書くのにかなり時間がかかったので、一旦ここまでで。他に何か答えられそうなことがあったら、Skypeとかでお話できればと思います!
それでは、今日はこのへんで!
ではでは!
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