目標達成するために、自分が思っている3倍悪い状態を計画する

どうも、のさか(@breakconnect)です。すんごい悲しそうな写真から失礼します。

僕はWebメディアを運営する企業でインターンをしていましたが、インターンをはじめて半年間くらい、自分が立てたKPI(目標)を全く達成できませんでした。

原因を考えては改善を何度も繰り返していたのですが、もう全く達成できる気配がなくズルズルと時間だけが経ち、「目標を達成しないことがデフォルト」とすら考えていました。

それを見かねた上司が一緒に目標を立ててくれることになり、そこから目標を達成できるようになったわけですが、その上司がしきりに言っていたことがあります。

それが、「ディフェンシブ(悲観的)に計画を練る」ということ。

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ディフェンシブ(悲観的)に計画を練る

ディフェンシブ(悲観的)に計画を練るというのは、目標達成するに当たって存在する様々な不確定要素に対し、「全てが予想通りに上手くいくわけがない!」と考えて計画を練ることです。

例えば、メディアを運営していて、その目標を月100本の記事掲載とすると、ライター数やライター1人あたりが出せる記事本数、編集者数、編集者1人あたりが見れる記事本数などが、不確定要素な要素となります。(継続して目標を達成させるのであれば、離職率や予算なども考えなきゃいけませんが、それは一旦置いておきます。)

仮に、下のような状態であるとき、目標は達成できるでしょうか?

・月の目標本数:100本
・ライター数:10人
・ライター1人あたりが出せる記事本数:10本/月
・編集者数:2人
・編集者1人あたりが見れる記事本数:50本/月

計算上はピッタリ目標を達成できるんですが、実際はほぼ100%、目標達成できません。

だって、もし、編集者のうち1人がインフルエンザになったら?

もし、ライターが他の案件が忙しくて、月5本しか出せなかったら?

もし、ライターが途中で退職したら?

そんなことがあれば、目標は確実に達成できませんよね。

だから、ディフェンシブになる必要があるわけで、

「編集者のうち1人が1週間くらい働けなくなるかもしれないから、編集者3名にしておこう。」

「ライターさんが忙しくなったり、退職したりするかもしれないから、ライター数を20人にしよう。」

と考えれば、通常より悪い状態でも目標を達成できるようになります。

自分の計画の精度がどれくらいなのか知る

にもかかわらず僕の場合は、楽観的、というか理想論で計画を立てていて、目標を達成するためには全てがズレなく進むことが前提となっていました。

思い返せば、受験勉強のときでもそうで、勉強法の本やサイトに書かれているスケジュール設計を見よう見まねでやってみたりするわけですが、それがまともに達成された覚えがないんですよね。

それもそのはずで、計画が全て理想論で作られていて、自分の理解度とは全く関係無く、次にやることが入ってしまうので、計画通りにやれたとしても全く効果が出ずに、途中で諦めてしまうなんてことがザラでした。

受験勉強でもバイトでもなんでも良いんですが、これまで何かしら計画を立てて、それが思い通り似できた経験が少ない人は、多分仕事でも目標を達成できません。

だから、そういう人こそ、自分の計画の精度がどのくらいなのかを知る必要があります。

自分が立てた計画の目標に対する進捗度が大体平均して50/100くらいだとわかったら、自分の思っている2倍くらい悪い(遅い)結果でも、目標が達成できるような計画を立てる。35/100くらいだったら3倍くらい悪い結果の計画を立てる。

こんなことができるようになります。

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悲観的な人と計画を練る

ちなみに僕の場合、自分が思っている3倍悪い状態でも、目標を達成できるようになるくらいがちょうど良かったです。

3倍というとかなり大きな数字で、「そんなことしたら管理しきれない!」と思うかもしれませんが、いざやってみるとどうにでもなります(頑張れば)。

ただやっぱり、普段目標を達成できない人が1人で計画を練ると、全く悲観さが足りなかったりするので、「えいや!」と計画を大きく変えてくれる悲観的な人と一緒にやるのがいいですね。

最初一緒に計画を練ってくれた上司のことを「正気か、コイツ!?」と思ったくらいなので、多分そうなります。

 

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