どうも、のさか(@breakconnect)です。
昔はさほど気にならなかったのですが、ここ最近はPVの月次報告の記事をSNSで目にすると「この人(メディア)は何を目指しているんだろう?」と気になることがあります。
というのも、メディアの価値はPVだけでは測ることは殆どの場合においてできないから。むしろ、PVを指標にすることでメディアの目的から逸れてしまっていることも多々あるからです。
今回はそんなメディアにおけるPV至上主義についてのお話です。
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PV至上主義は不毛
そもそもなぜPVだけではメディアの価値を測れないのかといえば、市場が大きいテーマや話題性のあるネタで記事を書けば必然的にPVが上がるため。
例えば、芸能・ゴシップ・恋愛・アダルト・観光などといった多くの人が関心を寄せるテーマのメディアは、ニッチな関心を満たすメディアと比べればPVの上限値は全く異なります。
それこそ、英語や中国語、スペイン語といった使用者人口の多い言語で記事を書けば、日本語で書くよりもずっとPVは取りやすいと言えるでしょう。
そもそもPVだけでメディアの価値を測るのであれば、『サイボウズ式』は弱小メディアということになりますし、巷にあるトレンドアフィリエイトサイトは強いメディアということにもなります。
だから、PVだけでメディアの価値を測ることは到底できませんし、PV至上主義は不毛なものなんですよ(なのに、偉い人は目先の数字ばかりに注目するから、これが理解できない……)。
価値のある良いメディアの定義
では、メディアの価値は何で測ることができるのでしょうか?
これはメディアによって目的が異なるため、一概にどれかを指標にすることはできません。
広告収入や認知拡大の目的だけであれば、PVを指標にしても問題無いかもしれません。売上目的ならサービスへのCV(コンバージョン)、ブランディング(エンゲージメント)を高めるということであれば、リピーター数や滞在時間に着目しても良いといえるでしょう。
だからこそ、有名メディアの担当者さんに「KPIは何を基準にして建てればいいですか?」みたいなことを聞いみても、誰一人として明確な答えを持っていないものです。
ただ総括的に間違いなく言えるのは、良いメディアとは「届けたい人にちゃんと”響く”記事を持続的に掲載できるメディア」であること。
ここで言う「響く」というのは、読者の心を動かし、行動を起こさせることです。ただ単に娯楽として消化されていくだけの記事には大した価値(影響力)はありません。
したがって、僕ら書き手は届けたい人を想定して、響くように記事を書き続けていく必要が有るというわけです。
参照:誰かの顔を思い浮かべて、記事を書くことをしたほうがいい
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最後に
僕の大好きなメディア(ブログ)の中に『サイボウズ式』と『隠居系男子』があります。
この2つのメディアは20〜25万PVと、決してPVは多い方ではありません。ですが、1つ1つの記事が丁寧に作りこまれているとても良いメディアで、知れば知るほどその凄さを実感します。
僕のブログのテーマも決してPVが取れるものではありませんし、SEO対策もさほどしていませんので、PVは取れて20万が限界でしょう。そもそも自分の頭のなかを整理することと信頼を蓄積することを目的として運営しているので、PVはほとんど気にしていません。
今後も届けたい人にしっかり響く記事を書き続けて、徐々にリピーターが増えていくような、そんなメディアを作り上げていきます。
今回はこの辺で、ではではー。
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