僕は昔、全国から数十人の学生を集めて合宿をやろうとしていました。元々全国各地にコミュニティが形成されていたので、一度全員が集まれる機会を設けることで普段会うことのできない人との親睦を深める事ができるかなぁと思い、企画を練っていました。
その際に社会人の方に協力をお願いしたりしましたが、全くとり合ってくれませんでした。何度企画を練りなおしても一向にとり合ってくれませんでした。
上の写真のように「なんでこんなにいい企画なのにとり合ってくれないんだ!」って憤慨していました笑
身勝手な理想の押し付け
でも、今思えば仕方のないことでした。というのも、僕は企画作成時に社会人側のメリットを考えていたつもりでしたが、それがまさしく「つもり」に終わっていたので。
相手側のメリットをしっかりと考えずに、自分勝手な推測で「◯◯さんにもこんなメリットがあります!」という風に提案をして、もしその企画を実行するとなれば、具体的に僕がやれることはほとんどなくて、その社会人の方におんぶにだっこの状態でした。
僕には実行出来るだけの力がなかった。熱意さえあれば理想を押し付けるだけで後はなんとかなると思い込んでいました。ものすごく身勝手だったと今は反省しています。
「学生って使えねぇな」と思われるとき
そんな苦い経験をふと思い出したのは、インターン先での出来事がきっかけです。
ウォンテッドリー経由で学生さんから「若者を盛り上げたいので、何か一緒に企画できることありませんか?」というライターの採用とは全く関係のない、意識高い系セールスを受けました。
募集文を通してセールスする行動力は凄いとは思いましたが、こっちは仕事で採用をしています。如何にミスマッチを減らして、採用コストを下げるかということに躍起になっている状況です。さらに言えば、競合がかなりのスピードで迫ってきて、スピード感をもって仕事を進めなきゃいけない状況でもあります。
そんな状況下で何が出来るのかもわからない学生附勢のために、時間を割いている暇はありません。なにかをやりたいのであれば、まず自分たちがどういった身分で、具体的にどういったことをしたいのか、そしてそこで具体的に何が出来るのかを提示するのがマナーです。
そのマナーが出来ていないと提案しておきながら、仕事はこっちに丸投げなので「学生ってつかえねぇな」と思われるわけです。
企業・団体側のマナー
とはいっても、暇で行動力のある学生の使い道はいくらでもあるので、対応をしてくれる稀有な企業もあります。僕としてもせっかく連絡をいただいたわけだし、無視するのは心許ないのでしっかりと対応した上で「具体的にどういったことができますか?」と聞くのがマナーかとも思います。
「使えない学生」に対してもしっかりフィードバックしてあげることで、当社のファンになってもらえるかもしれないし、その学生に対してもプラスになるかもしれない、ひいては他の企業様や団体様に迷惑なセールスをしてくる学生が減ることで無駄な業務が一つ減り、社会全体のプラスになるかもしれません笑
まぁ、色んな企業や団体へのセールス無視される中で勝手に学んでくれたらそれはそれでベストなんですが、それで学ばない学生は本当に「使えない」のでちゃんと考えてセールスはしてもらいたいですね。
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