色んな要素を取り上げる、まとめ記事の盲点

skitch

どうも、のさか(@breakconnect)です。

今Googleで何かしらのワード検索すれば、まとめ記事がズラッと表示されることが多くなりました。

僕自身も元インターン先でまとめ記事を書いており、「【SEO】1記事10万PV以上稼ぐライティングとは?」といったものも作ったりしています。

ただ、僕自身まとめ記事(特に自己啓発・ノウハウ系)はあんまり好きではないんです。というのは、色んな要素を取り上げた記事って本質を蔑ろにしやすくなりがちだから。

今回はそんな、まとめ記事の盲点についてのお話です。

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「結局のところ何が重要なの?」に答えられないまとめ記事

どんな話題であれ、取り上げる要素が多くなればなるほど、その本質(根幹にあるもの)が曖昧になるものです。

例えば、「幸せな人がやっている20の習慣」といったまとめ記事。

人に感謝する、他人の目を気にしない、運動をする……こういった習慣が20個、それぞれ大体2〜4行程度で説明されていたりするものです。

確かに、1つ1つ取り上げている要素には間違いはないとは思うのですが、じゃあこれらを一体誰が実践できるのでしょうか? 20個もあるものを1つ1つ習慣にしていっている人は居るのでしょうか?

多分日本中探してもそうそう居ないはずです。この手のまとめ記事って、自分が当てはまっているかどうかで楽しむ、娯楽的な要素がどうしても強くなってしまうんです。

参考:TABI LABOのコンテンツ作りは「占い」のようなもの

なにより最大の盲点は、「結局のところ何が大事なの?」という問いに答えられていないんですよ。この手のまとめ記事は「まとめること」が目的化してしまっていて、それぞれの要素に共通している本質を伝えようとしていないことが多いから。

まとめ記事の良さ

「じゃあ、まとめ記事なんて無くていいのか?」と問われると、そうではありません。

まとめ記事にはまとめ記事の良さがたくさんあります。

網羅性が高いため辞書的に使ったりもできますし、選択肢として取り入れたりもできます。フォーマットとして分かりやすいので読みやすいですし、先ほど挙げた娯楽という点においてはとても適したものです。

特に観光系の記事とかだと、たくさんの観光地の中から自分が気に入った場所を選べますので、そのニーズはとても高かったりします。

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まとめ記事における無責任さ

僕が問題視しているのは「まとめること」が目的化して、本質を蔑ろにしている記事があまりにも多いということなんです(これは、クラウドソーシングなどで質の低いまとめ記事が簡単に作れてしまうのが原因だと思います)。

多分、ライター自身もまとめている要素の重要さや本質を理解しないまま書いているんですよ。「とりあえず、これだけの要素をまとめる作業さえしとけばいいや」といった感じに。

その結果、本質を無視した無責任な情報が広くでまわるようになって、ある種の弊害(提示された要素が強迫観念的に人を苦しめること)が起きているんじゃないかなぁと。

参考:無責任な人助けにならないように気を付けたいこと

まとめた要素の中に共通してある本質をしっかり書けば、弊害も少なくなるでしょうし、そもそもの適切な要素量とかも分かると思います。

最後に

もちろん、すべてのまとめ記事において共通する本質があるわけではないです。しかし、適切な要素量を考慮せず、PVや検索上位を取りに行くだけの主張のない記事は正直飽きてきている人も多いと思うんです。

なにより、ちゃんと本質を見つけて最後のまとめに記載すると記事として美しいので、やれるなら絶対やったほうがいいですよ。

今回はここらへんで。

ではでは〜。

 

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