10万円は節約できる? 留学費用を抑えるためのハック7選

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海外留学を検討している人にとって、資金面の問題は避けて通れないもの。短期にしろ、長期にしろ安く済ませるために腐心している人も多いだろう。

僕は学生生活の最後である2018年1月〜3月にかけて、デンマークのフォルケホイスコーレという全寮制の学校に留学していた。ヨーロッパ留学の中では格安なほうだったが、一塊の大学生には大きな負担だった。

そこで少しでも留学費用を抑えるため、いろんな方法を調べて実践してみたところ、総額で10万円程度は節約することに成功した。今回は留学費用を抑えるためのハック術を紹介していこう。

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1.留学の目的を明確に

留学の目的が曖昧だと、効果的な選択ができない。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアあたりは留学生受け入れの環境も整っていて、過ごしやすいと思う。でも、それに伴って莫大な資金が必要となる。そこまでお金をかけて行く必要性があるのかは考えた方がいい。

「将来英語を使った仕事をしたい!」なら英語圏は無難だが、「TOEIC800点取りたい!」なら別に英語圏である必要性がない。「いろんな文化的背景を持った人と交流したい!」ならアメリカが真っ先に思い浮かぶかもしれない。でもアメリカじゃなくても、場所によってはある程度色んな国の人が集まるし、そもそも日本にいてもできるかもしれない。

自分が本当に何がしたいのかを理解し、その上で視野を広げてみれば、また違った選択肢がでてくる可能性は大いにある。「なんとなくここが人気だから」「みんなが行っているから」といった理由だけで留学先を選ぶと、無駄に時間とお金を食う恐れがあるので、自分が何をしたいのかは明確にしておこう。

2.ビザ(VISA)を発行しない

行き先が決まったら、なるだけ早くにビザ(VISA)の手続きを進めよう。時期や条件にもよるが、ビザの取得にはかなりの時間要することがある。ギリギリでやると、間に合わないまま留学するなんてことにもなりかねない。

ビザの種類は基本的に学生ビザよりも、ワーキングホリデービザの方が安く済む。ワーホリビザ可の留学先であるなら、そちらを選んだ方が節約できる。

ちなみに僕は留学先を絞る際、3ヶ月以内で終わるところを選んだ。というのも、デンマークでは90日以内の滞在の場合、ビザを取得する必要がないからだ。

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3.入学費用の送金には「TransferWise」を

入学費用などを日本の郵便局や銀行から海外の銀行に送金すると、かなり割高になる。通常、円→外貨の送金は①振込手数料+②為替手数料(+③中継手数料)がかかる。その上、手数料を安く見せるため、為替レートが割高に設定されている。

割安の送金サービスもいくつかあるが、送金先(貨幣)が限られているため、日本人に馴染みのない国には対応できないことも多い。

そこでおすすめしたいのが、「TransferWise」である。このサービスの手数料は「両替額の0.55%+100円(ユーロや米ドルなどの場合)」であり、それ以外の手数料はかからない。2018年6月現在59カ国・504通貨に対応しており、アジア・ヨーロッパ・北アメリカなど人気の留学先は網羅されている。

このサービスがどのくらい凄いか、30万円をユーロで払うという条件で比較してみよう。

参照:TransferWise

手数料はわずか1740円。送金も2〜4日で完了する。これをほかの銀行でやるとどうなるか。一例として、UFJ銀行を検討してみよう。

3000〜5500円(外国送金手数料)+2500円(円為替取扱手数料)=5500〜8000円(合計手数料)。この時点で既にTransferWiseより割高だが、ここに割高の為替レートが入ってくるので、1万円程度は手数料がかかることになる。

4.飛行機の予約は水曜日に

直前で予約したので時期的なものは検証できていないが、航空費は1週間のうちで水曜日が一番安くなる傾向があるそう。

参照:航空券が安く買えるのは何曜日?知らないと損する航空券予約の7つのコツ

曜日ごとの比較には「スカイスキャナー」を利用した。こちらはプライスアラートという機能がついており、希望の期間と区間を設定しておくと、安くなった際に知らせてくれる。実際に2週間様子を見たところ、やはり水曜日が一番安くなった(振り幅1万円)のでそこで購入した。

5.留学保険には入らず、クレジットカードを

僕は海外保険付のクレジットカードを3枚保持している。それらを合算して使用すると、普通の留学保険とさほど変わらなくなるので、クレジットカードをたくさん持っている人は保険に入らないという選択もありだ。

もちろん適応範囲や期限などの問題はあるので、注意は必要である。例えば、楽天カードは「利用付帯」と呼ばれる適応方法を採用しており、これは交通費やツアー代金などをカードで支払わないと保険が適応されないというもの。一方、エポスカードなどは「自動付帯」という保険適応方法を採用しており、これは持っているだけで自動的に保険を適応される。

ほかにもキャッシュレス診察ができず、一時的に医療費を立替しなければならないなど不便な点はあるが、現地の電話サポートなどもあるのでさほど困ることは少ないだろう。

6.両替にはデビットカード

現地での支払いはカードを利用するに越したことはないが、現金が必要になる場面も少なからずある。恐らくFXを利用して現地通貨に両替するのが一番安い方法ではあるが、とにかくめんどくさい。かといって、両替業者は通貨が限られていたり、割高だったりするので、おすすめしない。そこで比較的安価で簡単に両替できる手段として、デビットカードをおすすめしたい。

デビットカードは決済時に、あらかじめ銀行口座に入れておいたお金を使用するというもの。実はデビットカードは海外通貨にも対応しており、日本の銀行口座に日本円を入れておけば、海外のATMで現地の通貨を引き出すことができる。手数料も業者を利用するより安く済むので、かなり重宝した。

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7.持ち物はフリマアプリと100均で

全く違う文化と環境を持つ国に行くことになると、当然持ち物も変わってくる。僕の場合は天候の悪い国だったので、ゴアテックスの上着や防水シューズなどが必要だった。ゴアテックスの服は安いものでも1万円はくだらないが、フリマアプリを利用して4000円足らずで購入した。もちろん状態も良い。

「ゴアテックス」「GORE-TEX」「モンベル レインダンサー」のように複数検索条件を登録し、チェックしておくとかなり安いものが上がってきたりする(ちなみにヤフオクは出品取り下げが多いので、あまりおすすめしない)。あと、現地の人に喜ばれそうなもの(折り紙やポスターなど)は100均で大体そろうので、結果として持ち物には1万円も使わなかった。

 

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