子どもが変われば、親は変わる

どうも、のさか(@breakconnect)です。

先日、仕事の関係で、官僚の子どもを持つおばちゃんとお話する機会がありました。

そこでの会話で、今まで自分が勘違いしていた部分があったなぁと気付かされたので、今日はそのことについてシェアしてみようと思います。

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理系出身の官僚

おばちゃんの息子は有名大学の理系出身で、普通に大学(院)を出てそれなりに就活をすれば、それなりの企業には就くことはできました。

おばちゃんも息子に対しては、そういう道を進んで欲しいと思っていて、ある時までは典型的な日本人の親ともいえる家庭を築いてきたようです。

大学へ入学すると息子は実家を離れ、頻繁に海外旅行をするようになりました。おばちゃんは息子のそんな行動に「海外は危険だからほどほどに」と最初はあんまり賛同はしていませんでした。

しかし、おばちゃんが息子と一緒に海外旅行したときに、その考えはガラッと変わりました。日本とは全く違った文化や価値観、風景、状況、そして息子のイキイキとしている姿……それらのことを見てきて、純粋に変わろうとしている(変わっていく)息子を応援するようになったんですよ。

そこから息子は日本への留学生の受入事業などに携わり、猛勉強の末、理系では珍しい官僚になりました。

そんな息子の話を引き出して、僕にも親に借金してでもいろんな経験したほうがいいよ、親の古臭い考えなんて気にしなくていいよ、と助言してくださいました。

「子どもは親を変えられない」という勘違い

ほんの30分ほどですが、おばちゃんと会話している内に、僕は今までとんでもない勘違いをしていたんだなぁと気付きました。

それは「子どもは親を変えることはできない」という勘違いです。「親を変えないと、子どもは変われない!」「子どもを教育して、未来の世代を良くしよう!」といった具合に、僕はこれまで子どもから親へ影響を及ぼすことは無いと思っていました。

いや、そういう手段はあることは知っていたのですが、あまりにも現実離れしているように思えたのです。僕の周りで親との関係に悩む若者は多くいますが、実際に関係が良くなった例を見たことがなかったから。

でも今回の例のとおりそれはあり得ることで、今まで考えていた「卵が先か?鶏が先か?」論はかなり不毛だったんだなぁと。

「来月もアメリカに行くねん♪」とニコニコしながら言っちゃうもんだから、めちゃくちゃ子どもから影響受けてます……。

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子どもを褒めちぎること

今回のお話で、一番驚いたのはそのおばちゃんがひたすら息子のことを褒めていたところ。他人に自分の子どものことを話す時って、「いえいえ、うちの子は大したことないんですよ〜」というふうに謙遜するのが一般的だと思うのですが、そんな謙遜をおくびにも出さず、ただただ褒めちぎっていました。

妙な感じでしたが、心の底から息子を誇りに思い、尊敬しているからできることなんだろうなと。

ともすれば、僕や多くの「鶏卵論」を唱える人達は子どもに対する尊敬が薄いのかもしれません。子どもを大人の言いなりになる存在として認知していなければ、「子どもが変われば、親も変わる」なんてことは簡単に思いつくはずですから。

だから、子どもを1人の存在として認め、変えられる能力を持つと信じること、その上で変えられないことを手助けする柔軟な姿勢が大事なんだと思います。

親を持つ子どもとしても、親との関係修復を諦めず努力できる部分があるかもしれないと頑張っていきたいなぁと思いました。

それでは今日はこの辺で、ではでは。

 

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