中年の若者に対する「これくらい知ってて当たり前でしょ?」が不毛な理由

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どうも、のさか(@breakconnect)です。

よく中年の方が若者に対して「これくらい知ってて当たり前でしょ?」といったお説教をして権威付けをしようとする場面を目にするのですが、これは教育上良くないなぁと。

今回はその理由についてお話していきたいと思います。

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対等な信頼関係を築けなくなる

そうしたお説教が良くない理由は、相手(若者)を見下すことで、対等な信頼関係を築けなくなってしまうから。そして、対等な信頼関係を築けなくなると、当然のごとく話をちゃんと聴いてもらえなくなりますし、自発的な行動も生まれにくくなるからです。

順を追って説明していきますね。

まず、「これくらい知ってて当たり前でしょ?」という言葉は裏を返せば、「これくらいのことも知らないあなたはバカだ。勉強不足だ。」「これだから、最近の若者は……」という見下しを表すこととイコールなんです。

そして、若者たちはそうした中年の見下しの思想や自己顕示欲(「自分はこんなこと知ってるぜ、ドヤァァ!」的なもの)をつぶさに感じています。そうした注意(中年がわからしたら権威付け)を受けることで、若者の中で中年の方は「ただの知識を披露し、バカにしてくるおじさん」に成り下がってしまいます。

要は、見下されることによって逆に見下されることになるわけです。そこに人間的な尊敬は存在しないし、信頼関係ももちろんありません。当然のごとくそうしたおじさんの話に耳を貸そうとは思いません。

また、無意味に注意(権威付け)ばかりしていると、若者は注意されないために指示を待つようになったり、怒られないためだけの行動を取るようになったりします。

その結果、自主的な行動は失くなっていくわけですが、これをまたおじさんは「自分の頭で考えて動ける若者がいない」などと愚痴を言ったりするんですよね。見当違いも甚だしい。

教育の基本にあるのは「尊敬」

では、中年の方が「単なるバカにしてくるおじさん」にならないためにどうすればよいのでしょうか?

答えは至極シンプルで、バカにするのはやめて、若者をちゃんと視ればいいんです。

そもそも、教育の基本にあるのは「尊敬」です。相手をちゃんと認め、1人の人間として敬意を払って対等に接すること。そうした尊敬から成り立つ信頼関係を築いていくこと

そこまでして初めて、中年と若者のお互いの声が聞こえてくるようになるわけです。その説明に関しては下記リンクに詳細が記載されています。

参照:管理職は単なる「小言のうるさい姑」になってはいけない

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最後に

歳をとっていろんな知識や経験が増えると、なんだか偉くなった気分になってしまいがちですが、知識や経験、あるいは地位やお金があることは別に偉いことではありません。

本当に偉いのは、そうした社会的な偉さを構成する要素に奢らず、他人を1人の人間として尊敬し対等に接することができる人です。

そうした人は教育者としても、人間的にもとても素晴らしいなぁと思います。

今日はこの辺で、ではでは。

 

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